医王山 薬師寺 密蔵院
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境内案内

多宝塔

密蔵院多宝塔

撮影:panda (2006年8月27日)

密蔵院多宝塔

多宝塔は、天台宗や真言宗の寺院に多く見られますが、とりわけ愛知県は、多宝塔の多いことで知られています。

密蔵院多宝塔は、その中でも傑作の一つといわれ、国の重要文化財に指定されています。

この塔は、室町時代(1338〜1573)の初めに建てられたもので、高さは16.5m、屋根はこけら葺きといって、薄くはいだ木片を重ねてつくられています。

この塔は、禅宗様式(唐様)を多く用いている点でもたいへん珍しいもので、
柱の上部が細くなっている。
板張りの扉に縦横の桟が入っている。
勾欄の柱頭が蓮の花を逆さにした形になっている。
などにその特徴が見られます。

他の多宝塔に比較して屋根の反りが急で、軒の出も深く、全体として勇壮、しかも安定感が感じられます。

[平成4年度 春日井中央ライオンズクラブ]

密蔵院多宝塔

撮影:panda (2006年8月27日)

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