雑誌の企画で俳優の秋野太作さんと対談いたしました。
[秋野] 院主はどのような御縁で御住職になられたのですか。
[田村] 私は在家より仏の道に入りました。
39歳で出家しましたが、そのきっかけは「仏の導き」といえます。
それまでの38年間の人生は神や仏とは全く関係の無い人生を生きていました。
38歳の時、仕事上で自分の力の限界にぶつかりその問題を乗り越えるために各方面の色々な人に会いました。
その中で生涯の師匠となる叡南俊照師(比叡山千日回峰大行満)に出会えました。
比叡山千日回峰行をされている無動寺へ幾度かお手伝いに登りました。
小さな悩みは下山のたびに解消しました。
しかし、根本は解決しません・・・・。
『この世に神、仏があるなら、何とかしろ』、神仏に生まれて初めて喧嘩を売ったようです。
突然のことでした。
『(願いを)聞いてくれたらこの身を好きなように・・・、任せる』と誓願したようです。(続き…)
幸せを自分勝手に求めても真の幸せは得られません。
思い込みの仮想の幸せでは苦しみは増すばかりです。
生きている毎日の中で、心のコントロールによる無限の幸せを仏である釈迦は説きます。
社会人として経験した、悩み、苦しみの中から仏道の縁によって救われた経験を元に、不幸の原因をお話します。
この不幸の原因のタネを知って取り除くことが大切です。
これによって仕事場、家庭、友人、などの多くの人々の中で自分の幸せが周りの人々の幸せとなって自己が生き生きとした人生を過ごすことが出来ます。
真の幸せを得るために自己変革を考え、実践してみませんか。
すべての存在に無用はなく有用なのですから。